中学受験で親ができることって何でしょうか？まあ、いろいろあるのでしょうが、もちろん「お金を払うこと」なんてお話しをするつもりはありません。受験あるあるですが、下手に勉強をみてあげようとすると親子関係が険悪な状態になったりします。だから塾が必要になってくるのですが、それでも小学生のお子さんを放ってはおけないのも親心でしょう。そこで今日はひとつアドバイスです。
　これは少なくとも中受、高受までのステージに共通して言えることですが、問題を解いたら、できれば一問毎に解答をチェックしましょう。でも本人が解答をこまめにチェックすると次の問題の答えが見えちゃいます。そこで親の出番というわけです。こまめにチェックする理由は、理解不足のまま延々と問題を解き続けても意味がないからです。勉強とは知らないことを学び、覚え違いを修正することです。
　もっと言えば、〇は必要ありません。×だけでいいのです。（ただし、生徒は〇が大好きなので、それでやる気がでるならOKです）×は学びの出発点です。全部〇なら勉強する必要はないのです。×は尊いのです。かつてサラリーマンをやっていた時、朝礼で言ったことがあります。「人間失敗するものです。しないに越したことはありませんが、時々はやらかします。お客様に怒られれば青くなるでしょう。でも、その時の対応次第では以前にも増して信頼を勝ち得ることだってあります。くよくよしないで明るく、元気に、誠実に仕事をしましょう！」