ストレスと不眠などの訴えが多く、そういう方には経験的に感應丸氣を販売していておりました。お試しいただいた方からは「途中で目が覚めなくなった」とか「寝起きでも頭がスッキリする」「トイレで起きてもすぐに眠れる」など多くの反響をいただきました。その感應丸氣が先日「概日リズム調節剤」という特許を取ったそうです。概日リズムとはサーカディアンリズムともいい、24時間のなかで昼と夜とを区別して覚醒と睡眠サイクルを調節している体内時計の働きのことです。一般的には時差ボケや交代勤務などは通常の睡眠-覚醒リズムを乱すことがあり、調節機能が衰えることで朝起きれなかったり、夜に寝入ることが難しくなります。そのような調節機能を改善する作用が感應丸氣に認められたのですが一般的な睡眠導入剤と違いこの薬を飲んでもすぐには眠れません。比較する薬がハルシオンなどの病院で処方される眠剤だと、その代わりに感應丸氣を飲めばいいのね？と言われて失敗することが多いのですが、飲んでも急に眠くなるわけではなく、毎日しっかり飲んで体内時計が整ってきたときに気づいたら眠剤を飲まなくても眠れるようになっていたというのがこの薬の理想的な使い方だと思います。体内時計があったとして、さび付いて動きが悪くなっているところを少しずつさびを落として動きをよくしていく時計職人が感應丸氣で眠くもないのに寝る時間に時計の針を無理やり回すのがハルシオンと例えると薬の違いがわかるでしょうか。古くは二千年前の書物の金匱要略・血痺虚労編にも虚労虚煩不得眠酸棗仁湯主之と書かれているように昔から不眠は人類の悩みだったようです。眠れないのは自分だけと思わずに起きている時間を充実させましょう。ちなみに胸椎を柔らかく動かすストレッチも中途覚醒が減る養生ストレッチです。